If+主語+would+動詞~, 主語+will+動詞~
ファイナルファンタジー14のクエスト1「クリスタリウムへ」の1シーンを使って英語を学んでいきたいと思います。
今回はまず、こちらの動画(10秒程度)を見てください。
動画の下に空所の穴埋め問題を用意しましたので、空欄に入る単語を聞き取ってみてください。
This is the threshold of the Crystarium, stranger, and I am its gatekeeper. If you ( ) enter, you ( ) answer my questions.
ご覧のとおり、この先は私たちのクリスタリウムです。その警備を担う者として、不審者を通すわけにはいきません。
かなり早いスピードでしたが、聞き取れましたでしょうか。
正解は

直訳すると「もしあなたが入るのであれば、あなたは私の質問に答えます。」となりますが、ここでは物語の流れから「もしあなたが入るつもりなのであれば、あなたは私の質問に答えなければいけません。」とするのが良いかと思います。
(注:ファイナルファンタジー14の日本語版のセリフから英語版のセリフが作られていますので、先ほど動画の後に紹介した和文とのニュアンスの違いがあります。こうした現象は日本のマンガや小説の英語版でも多く見られます。)
このように、仮定法のIf節(ここでは“If you would enter,”までの部分)の中に“would”を入れることで、「もし~するつもりがあれば」という条件を提示しています。
また、If節に続く節に“will”を入れることで、これからの意思を表現することができます。
例えば…
こちらも直訳すれば「もしあなたが少し待つつもりがあれば、私は彼女の手があいているか見るでしょう。」となりますが、ここでは「少しお待ちいただけるようであれば、彼女の手があいているかどうか見てきます。」と訳すことで自然な日本語になります。
ここでも、「もしあなたが少し待ってくれるのであれば」という条件を出し、その後に「彼女の手があいているかどうか見てきますよ。」と意思を伝える英文となっています。
このように、『If+主語+would+動詞~, 主語+will+動詞~』とすることで条件とそれに対する意思を提示することができますので、是非活用してみてください。
おまけ

今回一番はじめにご紹介した“備兵らしき女性(ライナ)”のセリフで押さえてきたい単語をご紹介します。
- threshold 「敷居、入口、初め」
- stranger 「他人、客、(その土地などに)不慣れな人」
- gatekeeper 「門番、守衛」
これらの単語はこの物語以外でも、洋書や英字新聞などによく出てくる表現ですので要チェックです!
まとめ
仮定法If節を使って条件と意思を伝える方法をご紹介しました。
仮定法は他にも説明することが多くあり、英語をマスターしていく中で非常に重要な部分ですので、また機会を見つけてご紹介していきます。