目次
はじめに
本記事では、NHKによる全ファイナルファンタジー大投票(以下全FF大投票)のキャラクター部門にて第6位を獲得したエメトセルクの魅力や、6位を取った要因について考察しています。
本記事を読んでエメトセルク好きが増えれば良いなと思っています。
全FFにてエメトセルクがランクインした時の裏話
実は「誰!?」という視聴者が多くいた

実はNHKの全FFのキャラクター部門でエメトセルクが6位にランクインした時はTwitterでは「誰この人?」となっている人が非常に多かったです。
全FFのキャラ部門の1位〜10位はエメトセルク以外FFをやったことがある人なら名前は聞いたことがあるという知名度はありました。
しかも、5位はジタン、7位はティーダとFFが誇る主人公に挟まれてのランクインでした。
その中に唐突にFF14の最新作である漆黒のヴィランズのキャラクターが出てくれば、「誰?」や「何で6位入れたの?」という感想が出てくるのは当たり前です。
FF14プレイヤーも運営陣もランクインに驚いていた
視聴者の皆さんも「誰?」という感想やFF14ユーザーもランクインに驚かれていたエメトセルクですが、実は制作サイドにも驚かれていました(笑)
エメトセルクがランクインした日、FF14の公式Twitterでは「私たちが一番驚いてますよ笑」と運営陣が呟いていました。
FF14というゲームは発売から7年経った今でも多くの人に遊び続けられているゲームです。
しかし、FF14はMMORPGです。MMORPGは他の王道RPGの様な一方通行ではなく、ストーリーが進んでいなくても、やることはどんどん増えていきます。
そういった中でゲームをやったことがない人にとっては敷居が高く、新規ユーザーを捕まえることがてきても途中で挫折してしまう人も多くMMORPGのタイトルを成功させるというのは非常に難しいのです。
そんな苦節の中で、今回の全FFで認められ他FFシリーズに負けない結果を出せたのは相当な喜びもあったのだと思います。
エメトセルクの魅力
独特な雰囲気と話し方

エメトセルクというキャラクターはとても独特なキャラクターです。
エメトセルク自体は芝居が好きで、話し方にも芝居じみた話し方をするシーンがあるのですが、この話し方が聞いているとクセになってくるのです。
そういったおふざけのある話し方の中に、仲間達へ向けた決意の様な感情も見えたり、緩急が非常に上手いキャラでもあります。
また、敵なのか味方なのかどっち付かずな雰囲気を出しているため、プレイヤーはその雰囲気にとても振り回されることになるのです。
それでも悪にも正義にも極端に振らず、常にフラフラしているというのがエメトセルクであり、そこが魅力の一つでもあるのだと思います。
アシエンという悪役を良敵へと変えた功績

それまでアシエンという存在は、完全に悪でした。
ユーザー達の多くはアシエンという存在は、「世界をめちゃくちゃにしたい愉快犯」というイメージが強かったのです。
しかし、エメトセルクがアシエンの存在と目的を語ることでユーザー達は、アシエンにも守りたいものがあるのだということを知るのです。
エメトセルクは単にアシエンについての説明をするのではなく、「自分たちもお前達と変わらない」ということに重点を置いて主人公達に伝えているのです。
中でもラストシーンの「ならば覚えていろ、私達は、、、確かに生きていたんだ」というセリフは本当に心にグッとくるものがありました。
そこからアシエンは「愉快犯」ではなく、自分たちと相容れぬ目的を持った「敵」となったのです。
エメトセルクがランクインした二つの理由
ポイント①:MMORPGという特性の中でのプレイされている時間の長さ
これは少し考察的な要素も含まれていますが、FF14というゲームは他シリーズ(FF11を除く)と比べると大きく違う点として、MMORPGであるということが挙げられます。
他シリーズは一本買い切りで多くの人はストーリーが終わればもうそのFFはやらないという人も多くいます。
一方でFF14 はオンラインゲームのため、アップデートが常に入り、終わりがありません。
そういった中でプレイされている期間をFF14と他シリーズで比較すると、圧倒的にFF14が長いです。
また、現在でもプレイされていると言う点は今回の様な昔のゲームも入る様な投票では大きなアドバンテージを持つことになります。
昔のゲームをやった思い出補正と言うのも存在しますが、やはり記憶が新しい方が印象は強く投票されやすい点もあるかと思います。
ポイント②:単純にFF14ユーザーからの人気が熱かった
これは題名の通りですね、FF14をやっているユーザーでエメトセルクが好きだという人は多くいると思います。
特に途中ではそこまで好きではなかったけど、最後のセリフで好きになった人というのも多いのではないでしょうか?
他シリーズしかやっていない人からすればエメトセルクというキャラはFF14にしか登場しないキャラなので、正直知名度はそこまで高いキャラではありません。
しかしそういった中で今回ランキング上位入りしたことで多くのユーザーにエメトセルクというキャラを知ってもらう事もできました。
まとめ
いかがでしたか?
エメトセルクというキャラがランク入りした時多くの人が頭の上に「?」を浮かべた人も多くいました。
しかし、改めて振り返ってみるとエメトセルクはいつの間にかFF14を代表する程のキャラで今ならランク入りしたことにも納得できます。
いつかFFシリーズを代表する様なクラウドやユウナと肩を並べられる様なキャラがFF14から出てくれるのを願っています。