
あなたが見せてくれたのは、単なる夜空ではなかった。
ノルヴラントの未来……その一端だ。
水晶公: 漆黒のヴィランズ「クリスタリウムの意気」より
漆黒のヴィランズ クエスト25
「クリスタリウムの意気/The Crystarium’s Resolve」の中で出てきた水晶公氏のとても印象に残る言葉です。
倒置法による強い印象と同時に、水晶公さんらしいロマンチックでステキな表現ですよね。
名セリフの背景

光の戦士一行はホルミンスターでの戦いを終え、レイクランドに夜の闇を戻しました。
するとすぐにユールモア軍は大罪喰いを討伐した疑いを持ち、軍の大将軍ランジートが使者としてクリスタリウムにいる水晶公に面会を求めます。
大罪喰いを討った逆賊に与しているのであれば進軍する。ランジート将軍に宣戦布告されます。

脱走した光の巫女ミンフィリアを戦端を開く前に送還しようとするユールモア。 そこでユールモア本国に移送されると救出が難しくなると判断した水晶公は、ミンフィリアの救出を自身とクリスタリウムの街に任せてみてはくれないか?
そう光の戦士たちに提案するのです。
光の戦士ほどの実力があれば、ユールモア軍が相手であれ、
ミンフィリアを救い出すことができるかもしれない。
しかし、大切な切り札として、できるだけ隠しておきたい。
大罪喰いを倒せないクリスタリウムの民だって希望があるかぎり、立ち上がる。
そんな決意と感謝が込もった、とても熱いセリフですね。
英語版の表現

‘Twas not merely the night sky that you restored to us,
but hope─hope for the future of Norvrandt.
Crystal Exarch :shadowbringers~The Crystarium’s Resolve~
merelyは副詞で、
単に(…だけ、・・・にすぎない)といった意味です。
onlyより少し形式ばった感じです。ここでは単に夜の闇を見せてくれたんじゃない、希望まで見せてくれたんだよってことですね。
restoredはrestoreの過去形か過去分詞で、
…に返す、 返還するといった意味です。
この文ですとクリスタリウムに夜を戻した意で使われています。
この他に、回復させる・復旧する・再建する・修復するといった意味もあります。
まとめ

公のセリフはとても印象深いものが多いですが、その中でも強いメッセージ性と同時にすてきな表現が込められた水晶公さんらしい名台詞でした。
このクエストでは、この後クリスタリウムの民の士気を上げる熱い言葉も出てきます。それはまた別の記事にしたいと思います。
ありがとうございました。